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●寺島宗則 てらじまむねのり

アジア 日本 AD1832 江戸時代

 1832〜1893(天保3〜明治26)幕末の薩摩藩士・明治政府の外交官僚・伯爵。薩摩国出水郡脇本の郷士の家に生まれる。初め松木弘安と称した。長崎にて蘭学を学び,1846年(弘化3)江戸に出て戸塚静海らに医学を学ぶ。1856年(安政3)幕府蕃書調所(のち開成所)の教授となる。1862年(文久1)幕府遣欧使節に訳官として随行,同役に福沢諭吉箕作秋坪がいた。1865年(元治2)藩の留学生団の監督役として渡英し,おもに外交交渉にあたり,イギリスの対日姿勢を変化させるのに貢献した。維新政府では,1868年(慶応4)徴士・参与・外国事務掛となり,翌年外国官副知事・外務大輔と進む。当時,通貨問題と宗教問題に取り組んだ。1872年(明治5)駐イギリス公使,翌年征韓派参議の下野後,参議兼外務卿となる。1879年(明治12)文部卿,1881年(明治14)元老院議長,1885年(明治18)宮中顧問官,1888年(明治21)枢密院副議長となった。