●テッサロニケ
ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD
サロニカともいう。ギリシア北部,マケドニア地方中部の県。エーゲ海のテルマイコス湾に面し,面積3,561平方km,人口約70万人。県都もまたテッサロニケで,人口約34万のギリシア第3の都市。カルキディキ半島の基部,テルマイコス湾の奥深くに位置し,港湾都市として栄え,近年は重工業が発達した。紀元前315年にマケドニアの首都としてカサンドロス王(前358ごろ〜前297)が建設し,妻の名テッサロニケを与えた。ヨーロッパとビザンティウムを結ぶ交通の要路として繁栄し,ローマ時代にマケドニアの首都となった。ビザンツ帝国時代には,コンスタンチノープルにつぐ文化の中心地となり,当時の美術・建造物が多く残る。904年サラセン人に,12世紀末ノルマン人に,1430年オスマン=トルコに征服されるが,1912年にギリシア領となる。現在は市街地に高層ビルが建つが,4世紀のローマ皇帝ガレリウスの凱施門や各時代の教会,アクロポリスなどが残る。