●手伝い てつだい
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親類や一定の地域内で相互扶助として行われる労力提供のこと。加勢(かせい)・つきあい・手合(てご)・合力(こうりょく)・助け(すけ)とも呼ぶ。モヤイ・ユイと並ぶ共同労働の一つ。基本的には返済を期待しないもので,婚姻・葬式や,屋根の吹き替え・家屋新築・農繁期に盛んに行われている。親類・知人・近隣のあいだで行われるのがふつうで,提供した労働力や資材は,結局は返済されることになるが,拘束力をもつものではない。しかし暗黙のうちに共同の相互扶助の観念が強く働いているので,手伝いを頼まれたさい拒絶することはできなかった。また地主と小作人,本家と分家,親方と子方など身分に上下関係がある家のあいだでは下からの手伝いは無償である。病気や火事・水難の救助にも手伝いがかりだされた。また別の意味では,江戸時代に幕府が江戸城や京都御所の造営,道路や橋などの土木工事を行う際,諸大名に分担させることをいう。