●出作り でづくり
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定住集落から離れた遠隔地の山を伐り開き,出作り小屋を拠点として行う焼畑農耕をさす場合が多い。焼畑農業は,山林を伐採して火入れをする。4年前後の輪作を行ったのち,15年〜30年間焼畑地を休閑放置し,樹林の再生を待って再度焼畑にするという形をとる。この循環のためには多くの山地が必要となる。また人口増加などの条件も加わり,焼畑地は遠隔化する傾向をたどってきた。出作りの型には,部落民がそろって同じ場所に出作りをし,出作り小屋をまとめてつくる集団移住型出作り(山梨県南巨摩郡早川町奈良田・長野県下伊那郡上村下栗など),一定の焼畑地にいくつかの部落の人間が入合式に集まって出作り小屋を営む入合型出作り(石川県石川郡白峰村苛原・福島県南会津郡檜枝岐村嫁郷・高屋敷など),一つの部落から多方面に分散する拡散型出作り(静岡市田代)などがある。また,山地には,出作り小屋や出作り集落が独立してできた部落も多くある。