●弟子丸泰仙 でしまるたいせん
アジア 日本 AD1914 大正時代
1914〜1982(大正3〜昭和57)宗教家。佐賀県生まれ。神奈川大学時代に朝比奈宗源老師に参禅,仏教の道に入る。1936年(昭和11)鶴見の総持寺にて生涯の師となる沢木興道老師に師事,実業界で活躍しながら,修行にはげむ。1965年(昭和40)出家して,単身フランスに渡り,パリを中心としてヨーロッパ全土に禅旋風を捲きおこした。“禅はあくまでも座禅だ”と説いて,キリスト教と融和しながら西欧の物質文明社会のなかで,座禅をとおして精神文化の伝播に努めた。パリ市内に仏国禅寺(禅道場)を開祖,郊外に大乗禅寺,北仏禅寺,ベルギーに光蓮寺,モロッコに円泰寺,パリ郊外のロアール河畔にヨーロッパ禅センター“禅道尼苑”(約20万坪)を開単。型破りの行動力で,ヨーロッパ禅協会会長となり百数十の道場に30数万人が参禅した。達磨大師の再来といわれたが,開教15周年記念の直前,帰国中の4月30日尿毒症のため急逝,67歳。曹洞宗ヨーロッパ開教総監も歴任。