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●デカルト

ヨーロッパ フランス共和国 AD1596 フランス王国

 1596〜1650 フランスの哲学者・数学者・自然学者。トゥレーヌ州のラニエで法服貴族の家に生まれ,ラ=フレーシュ学院で学び,ポワティエ大学に進学。1618年オランダ軍に志願し,ブレダで数学者ベークマンに会う。翌年ドイツ遠征中“驚くべき学問の基礎”を発見した。除隊後欧州各地を旅行,バリに滞在したのちオランダに移住した。『方法叙説』(1637),『省察』(1641),『哲学原理』(1644)などを著す。1648年クリスティーナ女王に招かれてストックホルムに渡り,翌年病没した。彼は数学の解析の方法を論理的に明確化することで普遍数学を樹立しようとし,“われ思う”を哲学の出発点とする合理論の哲学を完成した。スコラ哲学から脱皮して自覚を基礎にした彼の思想は近代哲学や科学の形成に大きな影響を与えた。

〔参考文献〕野田又夫『デカルト』1966,岩波新書

所雄章『デカルト』I, II 1967,1971,勁草書房