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●丁玲 ていれい

アジア 中華人民共和国 AD1907 清

 1907〜 中国湖南省生まれの女流作家,本名蒋偉。長沙の中学,上海の平民学校,北京の補習学校と五・四運動の影響下で勉強を続け,その間西欧の近代思想や文学に親しんだ。1927年(民国16)処女作『夢珂』,初期の作表作『莎菲女史の日記』をつづけざまに発表,主人公の生き方は五・四運動の感化を受けた若者に大きな驚きと共感を与え,女流作家としての地位を確立した。以後意欲的に創作を続け,1930年には左翼作家連盟に参加した。1931年夫の胡也頻が国民党に殺されたが,これを契機に作風は当初の奔放情熱的な筆致から脱し,一般民衆や農民の生き方に目をむけた『水』『母親』『ある夜』などを発表した。1933年国民党に逮捕されたが,1936年脱出して延安に入った。延安では前線の慰問・講演・新聞の編集のかたわら,佳作『霞村にいたとき』などを書き,1949年には土地改革を題材とした後期の作表作『太陽は桑乾河を照らす』を発表,この作品でスターリン文芸賞を受賞した。しかし,1957年の反右派闘争では反党右派集団の主要メンバーとして党籍を剥奪,以後文化大革命を通じて労働改造を強いられ,1980年名誉回復された。『太陽は桑乾河を照らす』の続篇『厳寒の日々に』を執筆中。現在,中国作家協会副主席。