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●ティルミジー

AD824 

 824ごろ〜892ごろ アッバース朝時代に活躍したハディース(伝承)学者。中央アジアのアム川上流の町ティルミズに生まれる。若くして失明したが,学問の師を求めてイスラーム世界の各地を放浪し,その足跡はイラン東北部のホラーサーン・イラク・アラビア半島の西岸地方ヒジャーズに及んだ。師事した学者のなかにはブハーリー・アブー=ダーウード・アッ=シジスターニーがいる。彼は遍歴の旅のなかでムハンマドの言行を記憶する多数の“教友”を訪ねてまわり,その集大成として『スナンの書』というハディース集にまとめた。これはハディースのなかでも信頼のおけるものとされ,“六書”の一つに数えられる。その特徴はイスナードが批判的に述べられ,法学派間の相違点が明らかにされていることである。しかし,シーア派への偏向が強いともいわれる。