●ディルタイ
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1833 ドイツ連邦
1833〜1911 ドイツの哲学者。ビーブリッヒに生まれ,ハイデルベルグ大学・ベルリン大学で学び,フィッシャー,トゥレンデレンブルク,ランケなどの影響を受ける。バーゼル・キール・ブレスラウの各大学教授を経て,1881年ベルリン大学教授。彼は形而上学に反対して,歴史との関連において人間をその生きた姿においてとらえようとして,生を生自身から理解するために生の構造連関を把握する仕方として解釈学を提唱する。解釈とは体験・表現・了解から成る連関構造であって,歴史的生に根ざす体験が自らを創造的に客観化し,その表現を通じて表現の奥に潜むものをいっそう深く了解しようとするものである。ここから一方に新たな意味の心理学としての精神科学の問題を,他方に生の客観化にかかわる歴史の問題を提起した。