●ティムール
アジア アジア AD1366
1336〜1405 中央アジアの征服者で,ティムール帝国の創建者。サマルカンド南方の小都市ケシュに生まれ,その出自はジンギス=ハンに連なる名家であるといわれているが,事実としては2〜3人くらいの家臣をもつチャガタイ=トルコ人の小貴族の子であったらしい。1370年にサマルカンドで王になり,征服戦争を開始,東チャガタイ国・イン=ハン国・キプチャク=ハン国を征服,インドに侵入した。アンゴラ(アンカラ)の会戦(1402)では新興オスマン帝国を破り,地中海からガンジス川に至る大帝国を建設した。ティムールが偉大な建設者であったことは,その首都サマルカンドの繁栄が証明している。壮大な寺院建築・灌漑水路の整備・工芸の振興によって,また東西貿易の中継基地として発達し,中央アジア最大の経済・文化の中心地となった。モンゴル帝国を夢み,明朝打倒のための中国遠征の途上で病没した。ティムール帝国は,1507年まで続く。
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