●ティベル川 ティベルがわ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD
イタリア半島のアペニン山脈にあるファイオロ山に源を発し,ティレニア海に注ぐ中部イタリア最大の川で,長さ約400km。古代ローマ時代にはティベリスと呼ばれ,河口近くにローマ市の外港オスティアがあってローマまで遡航でき,商業上・軍事上重要な水路であった。またラティウの北の境やエトルリアの東の境をなしており,ティレヌスあるいはディウスとも呼ばれた。流れによって運ばれた黄褐色の沈泥が河口に堆積したため,クラウディウス帝は新しい港を建設した。帝政時代には富裕な市民の邸宅(ヴィラ)が下流の岸辺に散在していた。