●鄭芝竜 ていしりゅう
アジア 中華人民共和国 AD1604 明
1604〜1661 中国,字は飛黄。福建省南安県石井の人で,明末清初頭に活躍した鄭成功(国姓爺)の父である。老一宮とも呼ばれる。父の鄭紹組も日本に来たといわれるが,一族ともに強大な勢力を築いていた。平戸で田川七左衛門の娘をめとり二子を得たが,長男の福松が成功である。弟とともに海賊の李魁奇・劉香老らを破って勢力を築き,王侯をしのぐ富を築いた。明の招撫を1628年に受けて都督まですすんだが,この間に敵を倒して日本・南海貿易に活躍している。明滅亡後も明朝の一族と連絡し,福州に唐王朱聿鍵を擁立し方師平国公にすすんだ。しかし,南明復興運動にやがてみきりをつけて,福州陥落後に1646年清に下った。その後は明復興運動を続ける鄭成功の招諭につとめたが失敗。逆に鄭成功と通じたという謀叛に問われ,一族皆殺しとなった。マカオで洗礼を受けて,ニコラスというクリスチャン・ネームをもっていたといわれている。