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●丁汝昌 ていじょしょう

アジア 中華人民共和国 AD1836 清

 1836〜1895 中国,清末の海軍提督。安徽省廬江県の人。字は禹廷・雨亭。初め長江水師に属し,淮軍の劉銘伝に従って捻軍を鎮圧した。1875年(光緒1)イギリスに軍艦購入のため派遣され,帰国後北洋水師を率いた。1882年(光緒8)朝鮮に赴き朝米通商条約の締結を監視,壬午の乱の際に呉長慶・馬建忠とともに大院君を捕えて帰った。1883年(光緒9)天津総兵となり,清仏戦争が勃発すると軍艦を率いてトンキン湾方面の警戒にあたった。1888年(光緒14)北洋艦隊を編成し,海軍提督に任命される。ときに清朝海軍は福建出身の軍官が多く,淮軍出身の丁はその統制に苦しみ,士気の低下,規律のゆるみ,艦船と兵器の不足にも悩んだ。1894年(光緒20)尚書銜を加えられ,日清戦争が勃発すると済物浦に日本艦隊を攻撃しようとして許されず,黄海海戦でも速力と火力にまさる日本艦隊に致命的な敗北を喫した。李鴻章の命によって残存艦隊を率いて威海衛に入り抗戦を続けたが,1895年(光緒21)2月海軍内部の乱れもあって降伏し,毒を仰いで自殺した。