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●ティヴ族 ティヴぞく

アフリカ ナイジェリア連邦共和国 AD 

 ナイジェリア北部のベヌエ川の両岸に住む農耕民。ヤム芋・雑穀・米の栽培を生業とし,家畜飼育,漁労や狩猟も行う。人口は100万人を超え,北部ナイジェリア最大の部族集団である。現住地域に住みついたのは比較的最近で,東南の方から移住したという伝承をもつ。ベヌエ川流域の平原に定着してから,ティヴ族は周囲に拡張を始め,隣接部族を追い払ったり包み込んだりするティヴの侵略的拡張は,第二次世界大戦後まで続いていた。社会組織は典型的な分節リニイジ体系で,ティヴ全体が一つの父系氏族とみなされ,各地域集団分節の関係は,核となる父系リニイジ間の系譜関係によって規定されており,その関係を支配したり超えたりできる首長のような支配者は存在しない。分節内部でも必要以上の権力をもつ指導者や長老は,邪悪な神秘力を有する者とみなされて,しばしば人々の反妖術師運動を受け暴力的な制裁を加えられた。