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●津雲貝塚 つくもかいづか

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 岡山県笠岡市にある縄文時代後期を中心とする貝塚。現在は畑地。貝塚は30〜40cmの主鹹貝層よりなり,貝層中および貝層下から160余体の埋葬人骨が発掘された(屈葬人骨)。とくに大正8,9年(1919,20),清野謙次の調査によって有名になった。縄文時代後期の各形式の土器をはじめ,各種の石器・角製釣針など出土品が多く,人骨に付随して,石製丸玉・貝輪・鹿角製耳飾・腰飾などの装身具が豊富である。出土の人骨には,抜歯の習俗を示すものが多く,乳児骨の入った甕棺や埋葬後にその近くで焚火を行った形跡が認められるなど,縄文時代の習俗・精神文化の性格や墓地構造を知る上で重要な発見がみられる。縄文後期中ごろの津雲A式といわれるもので,晩期の土器には人骨が収まっており,腰部の近くに鹿角製腰飾・耳のあたりから鹿角製の耳飾りが出土した。