●月待 つきまち
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飲食をともにして月の出を祭る行事をいう。十三夜・十五夜・十六夜・十七夜・十九夜・二十三夜などの月待があるが,ことに盛んなのは二十三夜待で,これに参加する人々の集団を二十三夜講とか三夜講という。一般に正・5・9・11月,正・6・9月,正・11月など組み合わせはいろいろあるが,いずれも23日の夜に行われ,女の集会であることが特徴である。関東では利根川流域での三夜講がとくに盛んである。ここで注目されるのは名称は三夜講であるが,年齢集団によって講の機能が異なっていることである。たとえば20代から30代の女性は出産を中心,40代・50代は村の自治,60代以上は念仏衆となっていることである。近世の中期以降にとくに盛んとなり,現在でも村境・辻などにおびただしい数の二十三夜塔や犬卒塔婆(ザガマタ)を見ることができる。またこの日に身ごもると身体に障害のある子ができるという俗信も聞かれる。〔参考文献〕桜井徳太郎『講集団成立過程の研究』1962,吉川弘文館