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●築地小劇場 つきじしょうげきじょう

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 劇場名。1924年(大正13)土方与志小山内薫と,私財を投じて東京の京橋区(現中央区)築地2丁目に開場した日本最初の新劇のための専門劇場。付属の劇団をもち近代的な俳優を養成するほか,演出技術の基礎も築き,以後の新劇運動を軌道に乗せた。定員400のバラック建築であったが,クッペルホリゾントや斬新な照明設備など,当時ヨーロッパの先駆的舞台設備を採用,舞台工学に新生面を開く。付属劇団の構成は,演出者として小山内・土方,俳優として汐見洋・反田恭助,効果・照明担当に和田精,経営担当に浅利鶴雄の6人の同人制で,第1回研究生に千田是也・山本安英・田村俊子らがいた。1928年小山内の急逝で,劇団は翌年,築地小劇場と新築地劇団に分裂し,劇場と劇団の一体化は終わりを告げた。以後33年まで左翼演劇が本拠としたが,40年政府の指示で国民新劇場と改称。45年戦災により焼失した。

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