●ツェッペリン
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1838 ドイツ連邦
1838〜1917 ドイツの飛行船の発明者。1857年に歩兵連隊に入り,ヨーロッパ各国を視察後,1863年にアメリカ南北戦争に志願して参加し,セントポールで気球をあげた。帰国して,普墺戦争・普仏戦争に参加し,1891年に中将で引退した。退役後は経験と教訓を活用すべく,飛行しうる,しかも硬式の気球ともいうべき飛行船の研究に熱中し,1900年には,短時間ではあったが飛行に成功した。この成功をもとにして,フリードリヒシャッフェンに飛行船会社を設立,1906年には工場を設立し,時速58kmのものをつくった。第一次世界大戦には,イギリス・ベルギーの偵察・爆撃に威力を発揮した功で伯爵を送られた。死後もツェッペリン飛行船会社はツェッペリン伯母をつくり,最大のものは全長235.5m,航続飛行距離1万kmに達し,1929年には世界一周を20日と3時間で行い,その際,日本にも立ち寄った。こののちヒンデンブルク号をつくり,旅客輸送に使ったが,1937年のニューヨークでの惨事をはじめ,水素爆発事故をおこし大半の飛行船を失い,その安全性と低速のために飛行船は姿を消していった。しかし,近年になって公害性の低いことから見直されつつある。