●追随行動 ついずいこうどう
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追従反応ともいう。幼い動物が,目立つもの,とくに動くものに近寄ってその特徴を学習するという遺伝的な習性。特定対象に対するこのような追従反応は,いったん学習されると決して消去しない(不可逆性)ので,「刻印づけ(刷り込み)」と名づけられる。刷り込みは,スポルディング(1873)によって初めて系統的に観察された。彼は孵化後2,3日のヒヨコが何でも動くものについて回ることを発見した。その後,比較行動学者コンラート=ロレンツがこの現象を広く紹介し,彼自身も早成性の鳥類を使って実験した。刷り込みのための刺激は,視覚刺激に限らず聴覚刺激でもよく,動く物体という条件も必須ではないことがわかった。聴覚刺激を使った場合,音源に近い物体に対して刷り込みがおこる。刷り込みの容易な期間を「敏感な時期」または「臨界期」という。刷り込まれた追随行動は社会的行動の基礎となると考えられている。