●ツァーリ
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ロシア皇帝の称号。ドイツ語のカイゼルと同じく,専制君主カエサルのロシア訛り。東ローマ帝国滅亡(1453)後,最後の皇帝の姪ソフィア=パレオローグと結婚(1472),その紋章「双頭の鷲」を受け継ぎ,ローマ帝国の後継者を自任したモスクワ大公イヴァン3世は,時に外交文書などでこの称号を用いた。1647年,戴冠式を行ったイヴァン4世が,正式にこの称号を採用,ピョートル大帝が北方戦争に勝ち,インペラトルの称号をとるまで(1721)用いられたが,その後も併用され,一般にはロシア皇帝をこの称号で呼んだ。19世紀末から1946年までブルガリアの君主もこの称号をとる。なお普通名詞として,皇帝・帝王・王・第一人者の意味にも使われる。