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●ツアモツ諸島 ツアモツしょとう

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 フランス領ポリネシア東南部,南緯14〜23度,西経135〜149度に位置する。1966年まで燐鉱石を産出していた隆起珊瑚礁マカテア島を除くと,約80の島々すべてが海抜数mからせいぜい十数mの環礁である。地名の意味については“沖の島”または“後方の島”の2説ある。1521年マゼランが,北部のプカプカ島を発見したのが,白人による最初の接触であり,タヒチに1年遅れ1843年,フランス国王ルイ=フィリップの追認で仏保護領となった。年間を通じて暑く,飲料水はスコールを貯水槽に集めて確保しているが,5〜10月の乾期には欠乏することがある。また雨期にはときにハリケーンによる強風と波浪のため,家屋の全壊などの被害が出る。おもな産業はココヤシのプランテーションによるコプラづくりだが,最近では一部の島で黒真珠の養殖が軌道に乗ってきた。諸島東南部のムルロア・ファンガタウファ両環礁では1966年以降核実験が行われ,放射能汚染が懸念されている。行政的には南東部に連なるガンビエール諸島とひとまとめにされ,陸地面積は合計900平方km,1983年現在の人口は8,537人である。タヒチにおける領域議会には定員4名の議員を送っている。