●青海 チンハイ
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中国西北部にある省。少数民族が多数いるため“区域自治”が認められ,民族自治州が多い。その名は省内の東北にある大塩湖の青海(モンゴル語でクークーヌオアル)にもとづく。古くは鮮水とも,西海ともいった。ほぼ全省が山地で,北に阿爾金(アーア)ルチン・祁連(チーリェン),南に崑崙(コンロン)巴顔喀拉(バーイェンカーラー)などがあり,黄河・揚子江の上流などの河川が流れる。もともとチベット系遊牧民族の羌族の居住地で,はじめ吐谷渾が支配し,隋代に漢人の手が及んだが,つづいて吐蕃が占拠した。中国の支配が樹立したのは清代康煕帝・雍正帝のときからであり,藩部として西寧駐在の辨事大臣の監督を受けた。現在モンゴル・チベット両族が多く住み,牧畜・農耕を行っているが,都市には漢人が集中して実権を握っている。鉱産物の埋蔵が豊かで,本格的に採炭・採油が開始されたり,発電所が建設され,重工業の建設がすすめられている。