●チワン族 ちわんぞく
アジア 中華人民共和国 AD
中華人民共和国内の少数民族。中国の少数民族中では最大の人口を擁する。自称はポウズーン・プウヤイ・クントオなどであるが,中国語では以前は僮族,現在では壮族と表記される。おもな居住地は中国南部の広西チワン族自治区のほか,雲南省文山壮族苗族自治州,広東省の東興各族自治県と欽北壮族自治県。人口は広西チワン族自治区に約650万,雲南・貴州・湖南・広東などの諸州に住む者を含めると,1,200万以上にのぼる。チワン語は貴州のディオン語・プイ語,雲南のシャー語,海南島のリー語とともに,タイ系諸言語のなかでその北方グループを構成する。宗教は祖先崇拝的色彩の強い多神教。春の祭りは歌と踊りに明け暮れ,性的自由が伴われる。初子が生まれるまで妻は実家にとどまり,夫が妻の家に通うという妻問い婚的形式がみられる。秦漢時代の越族の後裔と考えられ,太平天国に参加した者が多かった。
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