50音順    検 索

●長老派 ちょうろうは

ヨーロッパ 英国 AD 

 清教徒革命で活躍した政治党派。長老教会主義を信条とし,彼らの政治綱領に賛同する者を集めた。1560年以降,スコットランドにおいては宗教上大きな勢力を占め,国教会体制をとっていたが,イングランドではエリザベス朝以来の歴史を有するとはいえ,革命期まではたいした勢力をもっていなかった。イングランドの長老派は革命期に活躍するが,それは宗教上の主義を中心としてまとまった党派ではなく,政治党派の色彩を帯びていた。その勢力は1640年から1645年にかけてが全盛期で,長期議会の中心勢力を占める。しかし,第1次内戦の終結後,議会内部に独立派勢力が台頭するに及び,長老派と独立派の対立が激化し始め,第2次内戦終了後は,独立派に革命の主導権を奪われてしまう。ついに1648年,長老派議員は議会から追放される。長老制の教会体制をとることによって,革命のいっそうの進展を阻止しようとしたからである。1660年に長老派議員は議会に復席するが,まもなく王政復古を迎え,以後,長老派の大多数は国教会に帰属することになる。