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●超国家主義 ちょうこっかしゅぎ

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 ナショナリズムの極端な一つの形態をさす。第二次世界大戦以前は国家の論理を否定し,国家を単位としないという意味で超国家な国際主義的,世界主義的な思想・運動をさしたが,大戦後はまったく逆に自由主義・民主主義を否定して,極端なまでに国家の論理を追及するという意味での超国家的な全体主義・国家主義をさして,現在はこの意味で使われている。日本の天皇制国家主義は,ドイツのナチズムとともにウルトラ・ナショナリズムの典型である。イギリス・アメリカなどの「自由主義」を特色とした先進的帝国主義国家と違って,それらは後発帝国主義国家の諸条件の制約から生まれた。絶体的唯一者への権力の集中を核とする民族,国家の統一・独立・発展を理想として絶対化したスローガン,八紘一宇(はっこういちう)万世一系などをかかげ,国粋的,排外的,侵略的な様相を帯びていた。また,資本主義の体制矛盾を利用して,国内的には強権を発動し,対外的には侵略政策を一貫して推し進めた。