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●張居正 ちょうきょせい

アジア 中華人民共和国 AD1525 明

 1525〜1582 中国,明代の政治家。湖北の江陵県の人。字は叔大,号は太岳,諡は文忠。1547年(嘉靖26)の進士。1567年(隆慶1)に東閣大学士として入閣,教え子でもある神宗が即位するとともに首輔の座につき,以後10年にわたって宰相として手腕をふるった。その間,モンゴル・満州などの周辺諸民族を抑える一方で,綱紀の粛正・冗官の整理・宦官勢力の抑制,さらには全国的な田土の丈量の挙行など内政面でも多くの成果を収め,国勢を大いに建て直した。しかし,一連の改革を推進するにあたっては内閣の権限を不断に強化し,異議を唱える者は断固として排除したため,1577年(万暦5)の父の死に際しても国事を理由に喪に服さなかった,いわゆる「奪情起復」の問題を契機として反対派による非難が集中,死後にはそのいっさいの名誉が剥奪され,一族は辺境に流された。著書に『太岳集』『書経直解』『帝鑑図説』などがある。