●泉州 チュワンチョウ
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中国,福建省の都市。晋江の下流,泉州湾の奥にある。唐代に晋江県が置かれ,泉州の治所となった。明・清代には泉州府となったが,今日は泉州市となっている。かつては貿易港として有名で,繁栄は唐代から始まった。宋元時代はとくに栄え,1087年(元祐2)には宋が,1277年(至元14)には元が市舶司を置いている。宋が南遷して杭州に都をうつして以後がとくに栄え,同じく古くからの貿易港であった広州をしのいだともいわれる。南方産の香薬などが集まり,アラブ人など渡来する外国人の居住区蕃坊も設けられていた。宋末元初に市舶使として繁栄した蒲寿庚の一族も,そうしたアラブ人の出身であった。明代の1368年(洪武1)にも市舶司が置かれたが,中期以後しだいに衰退し,清代になって福州・アモイが開港し重要性を失っていった。現在の都市的繁栄はそれほどでもないが,市内・周辺には往時の東西交通を示す遺跡が多く,解放後に海外交通博物史館が建てられた。