●中立主義 ちゅうりつしゅぎ
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広義には中立政策あるいは中立的立場一般をいう。戦時・平時を通じて,対立者のいずれの側にも加盟しない政策を維持することを原則とする外交上の立場であるとも解され,第二次世界大戦後は,とくに米ソ2超大国を盟主とした自由主義陣営と共産主義陣営の2大軍事ブロック化した国際社会のなかで,いずれの軍事同盟にも加わらず,是々非々主義を貫く立場をいうことが多い。戦後,第3の立場をとってきたユーゴスラヴィア・インド・ビルマなどの諸国の外交政策上の原則は中立主義と呼ばれる。インドのネールはこれを非同盟主義と呼んで,アジア・アフリカなど第三世界に多くの支持者を得た。なお,国際法上,“中立”とは戦争当事国に対して戦争に参加しない国がとる立場をいうが,ある国が状況に応じて現実政策としてこの立場をとる場合には中立主義とはいわない。スイスやスウェーデン・オーストリアなどの永世中立国の外交政策も中立主義とみられる。