●中ソ対日共同宣言 ちゅうソたいにちきょうどうせんげん
アジア 中華人民共和国 AD1954 中華人民共和国
1954年10月12日,中国・ソ連両国が平和共存政策と対日関係正常化への希望を表明して発表した共同宣言。1949年の建国以後,対ソ一辺倒政策をとった中国は,1950年2月に中ソ友好同盟相互援助条約を締結。その第一条で日本を中ソ共同の仮想敵国とした。1950年6月朝鮮戦争が始まり東西対立が激化したが,1953年7月休戦協定が調印され,新しい国際情勢の下で対日接近がはかられ始めた。1954年10月12日,フルシチョフ首相からソ連政府代表団が北京を訪問,日本に対する共同宣言を発表。(1)中ソ両国政府は,社会制度の異なる国家との平和共存の原則に基き (2)互恵の条件で日本と広範な貿易関係を発展させ,密接な文化的連携をうちたて (3)段取りを追って関係を正常化させ (4)中ソ両国と政治経済関係をうちたてるための日本の措置を全面的に支持する−−ことを呼びかけた。以後,日中間はいわゆる“積上げ方式”による接触がはかられた。