●中心転換 ちゅうしんてんかん
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生産的思考の研究でウェルトハイマーが使った用語。問題解決場面において,問題をある見方で見ることを中心化と言い,そこから別の見方に転換することを中心転換(構造転換)と言う。それは〈一面的な見方から状況の客観的構造によって要求される中心化への移行であり,あらゆる事柄が構造的要求に適合するような“よい構造”によって,状況を見ること〉である(ウェルトハイマー)。この過程が適切に行われると解決が速い。たとえば,平行四辺形の面積を求めるには,長方形につくり変えるとよい(機能的価値の発見)。しかし左右の鋭角部分が邪魔である(中心化)。ところが,一方の鋭角部分は余分だが他方の鈍角部分は不足していると見方を変えれば(中心転換),前者で後者を補うという解(機能的価値の実現)が生まれる。一般に,中心転換の契機となるのは,「矛盾分析」,「材料分析」,「目的分析」である(ドゥンカー)。