●中間層 ちゅうかんそう
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社会的な階級の中間に位置する諸階層をさす。上層部分と下層部分の間にあって,政治的にも社会的にも中間の立場に立つことが多い。歴史において中間階級という自意識が表れるのは封建制の没落期で,手工業者や商人や自由職業者が,〈第三身分〉として成長していく。資本主義社会にあっては,二つの新旧中間層が指摘されている。今日の小企業経営者や農民などのように,大資本に吸収されずに没落してきた旧中間層と,サラリーマンや専門職従業者などから成る新中間層である。中間層は,その地位が不安定であるため経済的な条件と行動様式の間に矛盾が生じる。地位を守るために保守的になったり,急進的な立場に移行し急進主義やファシズムの担い手となったこともあった。また政治学でいう中間層は,支配と被支配を媒介する役を果たす人たち,中間管理職や軍隊の下士官などをいう。