●中間管理職 ちゅうかんかんりしょく
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企業や組織の管理職組織の中間部に相当するもので,具体的には,部長・課長クラスをさす。彼らは最高管理者の指揮命令を受け,下級管理者を指揮しながら多数の部門に分割された担当業務の遂行に当たる。欧米では,トップと中間管理職との間には,決定と実施という権限の差異が明確であるが,わが国の企業では,集団主義という組織原理をとっていることなどの事情もあって両者の分離が必ずしも明確でなく,むしろ連続性が強く相補的でさえある。他方で,今日,わが国では人口の急激な高齢化に伴う中高年層の増大,高学歴化に伴うホワイト=カラーの膨脹,若年労働力の不足に伴う定年制の延長,オイル=ショック以来の減量経営時代の突入などのために,中高年層の中間管理職の過剰が社会問題となりつつあり,名目的管理職(いわゆる窓際族)の設置や給料格差の圧縮を伴う中間管理職受難の時代が始まった。彼らは企業で最も重要で困難な業務を担当させられ,過労に悩み,事実上その労働者性が強まっているにもかかわらず,一般従業員の労働組合に加入してその保護を受けることもできない弱い立場にある。事態の改善のために,人事考課制度の改善・資格制度・専門職制度の導入・課制の廃止やプロジェクト=チームの設置,あるいは選択的定年制や役職定年制の設置あるいは関連企業への出向など,いろいろの試みが行われている。