●中王国 ちゅうおうこく
アフリカ アフリカ BC2050
前2050〜前1850 古王国末期の混乱を収拾したテーベの貴族達は第十一王朝を建てたが,これを受けた第十二王朝のもとでテーべを首都とする中王国が繁栄する。この王朝ではアメネムヘト,センウセルトと名乗る各三人の王が立って大きな治績を遺したので,後代のエジプト人は古王国よりも中王国を古典時代として回顧している。この時にヌビアは完全にエジプト化して併合され,紅海とナイルを結ぶ運河も掘られた。しかし,最大の貢献はファイユウム沼地(デルタの南,ナイルの西岸)の干拓事業で,数万平方kmの沃地がエジプトに加わることになった。その後中央権力が衰えて地方割拠の形勢となって第十三・十四王朝が並立したが,その末期にアジア方面からヒクソスが侵入して来,第十五・十六王朝を建て約200年間(前1730〜前1570)支配した。第十三王朝から第十七王朝を第二中間期という。