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●茶屋四郎次郎 ちゃやしろうじろう

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 茶屋家は安土桃山〜江戸期の京都の豪商で,現中京区新町通蛸薬師下ル百足屋町(むかでやちょう)に居住,当主は代々四郎次郎を名乗った。家伝によれば,三河国の出身で徳川家とのつながりが深いという。初代四郎次郎清延(1545〜1596)ははじめて百足屋町に居を定め,京都における徳川家康の用達を務めている。本能寺の変後の家康の三河帰国,いわゆる“神君伊賀越”では家康を導いて功績があったと言われる。二代目清忠(?〜1603)は淀川過書船支配・幕府呉服師など権力と密着した豪商としての基礎を築いた。また,京都町人頭にも任じられている。三代目清次(1584〜1622)は二代清忠の弟で兄に嗣子がないため家を継いだ。1612(慶長17)から対趾(ベトナム中部)など東南アジアに朱印船を派遣して貿易を行っている。初代〜三代は家康の側近として重用され,また,角倉・後藤両家と並び江戸初期には“京の三長者”と呼ばれ,江戸初期特権商人の典型であった。