●地方の時代 ちほうのじだい
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政治・経済・社会・文化のすべての面で,中央中心主義に対して地方自治や地方の特色や個性・地方文化の重視など,地方中心の新しい時代を創造しようとすることば。1978年〈地方の時代〉と題するシンポジウムで長洲神奈川県知事が,〈巨大都市問題,環境・資源エネルギー,食糧問題,管理社会と人間疎外問題などの現代先進工業社会に共通する難問のすべてが,地方自治体を正面に据えることなしには解決できない〉という趣旨を述べ,現在の中央集権的な政治や行財政システムの抜本的な転換を求めた。続いて1979年大平首相が「田園都市構想」で同様の趣旨を国家政策レベルで確認した。しかし現実は,地方財政計画の策定,地方交付税や国庫補助金の配分などがすべて中央省庁の決定に基づき,地方財政の危機が叫ばれて久しく,すでに言い尽くされている感なしとしない。「地方の時代」の前に立ちふさがる課題は多い。