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●チベット人 チベットじん

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 西はラダック地方から東は中国の四川・甘粛の境界地方にわたる広大なチベット高原に分布し,チベット-ビルマ語族に類するチベット語を話す種族をチベット人と称する。牧畜・農耕を主なる生業としているが,地理的には東チベットでは牧畜民が多く,中央チベットでは農耕民が圧倒的に多い。牧畜民といっても定住しており,夏季のみ放牧に遠くへ出かけるとか,半農半牧民も多い。チベット人の起源は,西北方より移ってきた遊牧民が中央チベットに定着したものと推定される。人種的にはモンゴル(蒙古)系が圧倒的に多い。一般の生活様式は,中国・蒙古に似て,文化圏としては中国文化圏に属すると見てよい。服装・食生活は中国式,住居は石造りでチベット特有のもの。また宗教的には7世紀ごろインドから仏教が入ってきたが,13世紀からは独特のラマ教が全土を支配しダライ=ラマを中心とする政治・文化が栄えたが,近年は変化している。