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●乞黎籠猟賛 チソンデツェン

AD742 

 742〜797 吐蕃の王(在位754〜797)チデツクツェンの子。唐で安史の乱がおこり,辺境の防備が手薄になったのに乗じ,763年(廣徳1)唐に侵入し都長安を占領した。10日間で長安から軍を引いたが,河西・隴右地帯を占拠し敦煌を70年間支配した。仏教を篤く信仰し,インド僧シャンタラクシタを重用してサムエ寺を建立してチベット最初の戒壇を設け,ボン教を弾圧して朝廷内からボン教徒を追放した(779ごろ)。またボン教に代わって宮廷内にしだいに勢力を増してきた中国仏教の代表僧摩訶衍と,シャンタラクシタの弟子カマラシーラおよびインドのタントラ行者パドマサンバワ達をサムエ寺で論争させ,インド仏教を国教とし,中国仏教を禁じた。現在でもソンツェンガンポとともにチベット最大の仏教保護者として仏教寺院に祭られている。