●知識社会学 ちしきしゃかいがく
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理念・観念・思想などを含む広い意味での知識と社会との関連,とくに知識の社会的規定性を問題とする社会学の1部門。1920年代にドイツのマックス=シェーラー(1874〜1928),カール=マンハイム(1893〜1947)によって創始された。前者は精神と衝動の2元論から出発しながら,その調和をはかる「哲学的人間学」を志向し,後者はマルクス主義の上部・下部構造論から出発しつつも,イデオロギーとイデオロギー批判の循環を超える普遍的視点として知識社会学を構想した。それは「自由に浮動するインテリ」を担い手とする「相関主義」の立場からの「存在拘束性」の理論として確立された。当時のイデオロギー状況のなかで激しい論争をひきおこしたが,マートンらは知識社会学を経験的研究として発展させ,「マス=コミュニケーション」の研究,科学社会学,思想史の方法など,今日では広く対象領域をひろげている。