50音順    検 索

●稚児 ちご

アジア 日本 AD 

乳子・赤子・乳児・嬰子・嬰児・ワラハ(童)・子供・稚子・童児・童子ともかく。とくに寺院などに召使われる童児の称。喝食などをさす。一般に男色の対象となる美少年,祭祀,法楽のとき,美しく粧おって舞ったり,行列に加わったり歩いたりする童児をさす。その語源はいろいろわかれ,乳呑子からきたもの,小子(ちひさきこ)からきたものなどが有力であるがわからない。いずれにせよ平安時代王朝国家から使用例が多い。時にはちごがすりの意をなす隠語となり,方言として子供少年をさすのが薩隅2カ国,さらに子牛をさす祖谷地方のごときものである。稚児草紙など僧と稚児の情交を赤裸々にかくものもあり,チゴセン※注1※のごとき男色の社会を示すものなどである。また稚児物語という中世小説,寺院における稚児をめぐる恋愛物語,近世の男色物のような悲恋変態性欲面は乏しい。その他に稚児舞がある。これは伎楽の一つで,中世寺院の中で行われ,三河花祭の中にさえいきている。

00