●竹書紀年 ちくしょきねん
アジア 中華人民共和国 AD
撰者不明。中国古代の初めから夏・殷・周をへて,魏の襄王(在位前334〜前319)のときにいたる編年体の歴史書。晋の279年(咸寧5)に河南省汲県の人が,魏の襄王の墓を盗掘したときに,『穆天子伝』『周語』などとともに出土した。竹簡に古体文字で書かれていたので,後世『竹書紀年』とも,また出土地の名によって『汲冢紀年(きゅうちょう)』ともいわれている。荀勗(じゅんぎょく),ワキョウ※注1※らの努力で13巻にまとめられた。うち12巻は本文で,あとの1巻は学者たちが数種の異本を校勘した異同を整理した記録である。記述は簡単であるが,伊尹や季歴などについて他にみえない伝説をのせている。宋代には散逸し,元・明代には2巻本の『竹書紀年』が出現したが,これは偽作である。1917年(民国6),王国維は『古本竹書紀年輯校』と『今本竹書紀年疏証』を著し,『竹書紀年』の研究に大きな功績を残した。
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