●地球儀 ちきゅうぎ
AD
地球表面の様子を球面上に縮めて表した,いわば地球の模型である。理科や社会科の基本的教材となっている。地球儀は地図のようにゆがみがなく,地球上の地理的な諸関係は縮尺をのぞきほぼ完全に満たされている。地軸にあたる軸を中心に回転し,この軸は鉛直線に対して23.5度傾けてある。地球儀の表面には水陸分布,地勢,国境,都市,経線,緯線などが記入してある。地球儀は次のような諸点を理解するのに用いられる。理科では,[1]地球が球体であること,[2]地球が地軸を軸として自転していること,[3]自転軸は公転面に垂直ではなく,66度33分の傾きをもっていること。社会科では,[1]経線と緯線の性質,経度と緯度の数え方,球南座標の意味,[2]地球上の最短経路のみつけ方と道のり,[3]地球上の1点からみた世界各地の方位,[4]各大陸間の位置関係。地球儀がいつごろつくられたか明確ではないが,地球球体説が唱えられだした前300年ごろと推定されている。現存する最古の地球儀は,西ドイツのニュルンベルク博物館にあるマルチン=ベハイム(1459〜1507)が1492年に製作したものである。
![]()