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●チォンピの一揆 チォンピのいっき

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1378 両シチリア王国

 1378年7月20日,フィレンツェでおこった下層労働者の反乱。チォンピは14世紀の日雇労働者,アルテ(ギルド)結成を許されていない下層職人層,とくには梳毛工などを意味した。反乱は主要産業である羊毛アルテに従属する染色工,胴衣工,梳毛工が中心となり,自営の手工業者層も加わった。外来役人の廃止と自分たちのアルテ結成の承認を要求して蜂起し,シニョーリア宮を占拠して,ミケーレ=ディ=ランドを自分たちの代表の“正義の旗手”に選出した。既存の21のアルテに加え,新たに3アルテ(神のポポロのアルテ)を結成して,積極的に市政に参加した。自営の手工業者層や染色工,胴衣工のアルテと無産者(梳毛工)のアルテとは,後者のための不況時の経済的救済措置がとられなかったことから分裂し,8月31日,結局後者が敗れ,大商人層の支配が再確立される。この反乱は産業革命後になって初めておこる労働問題の先駆とみられてきた。