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●チェーホフ

NIS諸国 ロシア連邦 AD1860 ロシア帝国

 1860〜1904 ロシアの劇作家。南ロシアのタガンログの小商人の子として生まれる。父は解放農奴。1884年,モスクワ大学医科を卒業。在学中よりチェホンテなどの筆名でユーモア物を発表,短篇小説家として登壇。1889年『退屈な話』でインテリの小市民性,俗物性を描き出し,1890年,肺結核をおして樺太旅行をし,その旅行をもとに悲惨な流刑生活をえがいた『サハリン島』(1893〜1894年)を発表,しだいに社会的テーマに移行し,1896年の『かもめ』で気分劇の演劇形式を確立した。1897年の『伯父ワーニャ』では人間の細い心理と滑稽さを扱い,1901年の『三人姉妹』,1903年の『桜の園』で絶望の時代の中で安価な享楽を見いだそうとするインテリの無能,没落貴族の時代錯誤と新興ブルジョワの愚かしさをえがき,社会的推移に対する冷やかな笑いを表現する独自の境地を開いた。他に,『コーラス女』,『六号室』,『決闘』,戯曲『結婚申込』,『白鳥の歌』などがある。

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