●段々畑 だんだんばたけ
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山腹や丘陵・海岸などの斜面を階段状にして耕作した畑のこと。段々畑とか段畑と呼ばれ,水田として利用されるものは棚田と呼ぶ。階段状の耕地は,土壌や土壌に含まれる肥料分の流出を緩和する。継続的な耕作に耐えうるように,石垣や土堤を築き,樹木や草を植えて維持がはかられている。平地の乏しい地域においては,効果的な土地利用の方式であるが,石垣・土堤や畦畔の保持,耕作,施肥時の上下の移動,収穫物の運搬などに必要な労力は多大であり,灌漑や機械化などにとっても不利であることは否定できない。一般には,日照を得やすく排水の良いところから,耐乾性の作物や,樹木作物が多く栽培されている。日本では,信州や能登・伊豆両半島,瀬戸内海や南予に広く分布がみられる。外国では,地中海沿岸諸国の石積みのみられる段畑が知られているほかに,アジアでは,スリランカの茶園や,ヒマラヤ中腹部の焼畑の階段耕作など,世界各地にひろがっているといえよう。
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