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●段銭・段米 たんせん・たんまい

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 鎌倉時代から室町時代に行われた銭貨による課役をさす語。名称は南北朝期ごろ定着したと思われ,室町幕府の重要財源としての意味をくみとる語である。中世の課役は年貢(米),公事(各種生産物),夫役の3種があったが,鎌倉後期以降,年貢の代銭納が進み,公事もまた銭に換算された。古い例としては1241年・1263年ころ幕府の経費を賄うための臨時税として課されたものがある。室町幕府がこれらを恒常化していくが,元来は臨時課役としての性格が濃厚で,即位,譲位,内裏の造営,大嘗会,有力社寺の造営などの財源であった。一定の地域を定め反別銭何文という形で課し,室町時代には反別30〜50文と必ずしも多額とはいえないが,将軍義政が自己遊宴のために濫発したごとく,幕府・守護大名・荘園領主もこれを課したため1426年,東寺領近江三村荘では,百姓が逃散した。段米の方法もあったが段銭に時代色が出ている。