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●檀君 だんくん

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 壇君とも書く。古朝鮮建国の始祖とされる。13世紀中期の史書『三国遺事』に昔,桓因(帝釈)の庶子桓雄が人間界に憧れたので,桓因は天符の印3個を授けて治めさせることにした。桓雄は,大白山頂の神檀樹のもとに降臨し,桓雄天王となった。そして,女人に化身した熊(熊君)と結婚し,一子を得た。これが檀君である。中国の?の即位50年,庚寅の年に平壌を都とし朝鮮と号した。1,500年の治世ののち,周の武王が箕子を朝鮮に封じたので隠退して山神となり,1908歳の長寿を保ったとある。『三国遺事』が著された当時の高麗は,モンゴル民族の圧政下にありながらも民族意識が高揚し,さらに大義名分論が強調された時代であり,このような背景のもとに,檀君伝説が形成されたものといえよう。1945年には,檀君紀元が採用され,しばらくのあいだ,大韓民国で使用されたことがある。

〔参考文献〕『朝鮮人名辞書』臨川書店

三品彰英『朝鮮史概説』弘文堂

今西竜『檀君考』