●ターレガーニー
アジア イラン・イスラム共和国 AD1910
1910〜79 イランのターレガーン出身のアーヤトッラー。聖都コムのレザビーエ,フェイジーエ両学院で勉学し,のちにセパフサラール学院で教育にあたっている。現代諸学に通じ,イスラームを時代に即したかたちに改新,活性化しようと試みた結果,先鋭な政治意識をもつにいたる。第二次世界大戦ころから旺盛な反政府活動をつづけ,しばしば投獄されている。1961年にはバーザルガーンらと“イラン解放運動”を組織しており,イラン革命のさいにはテヘランのウラマーの指導者として貢献した。彼が存命していたら,初期の左右対立は回避されたであろうと惜しまれている。代表的著作は彼の『クルアーン注解』で,4巻本のこの注釈書には,イスラームと政治的実践に関する示唆的な考えが,随所にちりばめられている。未完のこの注釈書は,没後弟子たちによって5巻目が追補されている。