●ダレイオス3世 ダレイオスさんせい
BC380
前380ごろ〜前330 アケメネス朝ペルシア最後の王(在位前336〜前330)。アルタクセルクセス3世(在位前358〜前336)とその子アルセスを殺した宦官パゴアスによって,王家の親族だった彼は王位につけられた。しかしパゴアスの傀儡であることを嫌ったダレイオスは彼を殺して一人立ちしたが,帝国統治を確立する暇もないうちに,アレクサンドロス3世(大王)(在位前336〜前323)の侵入にあった。前334年,小アジアに渡った大王の軍隊に,ギリシア人傭兵を含めたペルシア派遣軍は大敗を喫した。翌年,キリキアのイッソスに親征したダレイオスは,敵に倍する軍勢であったにもかかわらず完敗し,ユーフラテス河東岸まで逃げ去った。和平工作も効を奏さず,前331年,ティグリス東岸のガウガメラとアンベラとのあいだの戦いでも敗北,エクバタナ,ついでバクトリアに逃れて再挙をはかったが,そこの総督によって殺害され,ペルシア帝国は滅亡した。