●ダルトン=プラン
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
アメリカの女流教育家パーカストによって考案され,1920年にマサチューセッツ州ダルトンのハイスクールで実施された教育計画。日本でも大正自由教育運動のなかで取り上げられ,1970年後半から学習の個別化動向のなかでみなおされつつある。このプランはデューイとモンテッソーリの影響を受け,自由と協同を二大原理としている。そのおもな内容は,主要教科(数学・歴史・理科・英語・地理・外国語)においては生徒は教師と“契約”した各人の能力・興味に応じた学習割当に従って,“実験室”で午前中3時間,自主的に個別学習し,副次教科(音楽・美術・手芸・家事・手工・体操)においては,午後,学年単位の学級でいっせいに授業するというものであった。前者はより自由の原理に,後者はより協同の原理にもとづくというのであるが,自由な個別学習が支配的であり,協同の原理はそれほど実現されなかった。