●ダラディエ
ヨーロッパ フランス共和国 AD1884 フランス共和国第三共和政
1884〜1970 第二次世界大戦勃発当時首相をつとめていたフランスの政治家。南フランスのカルパントラスの出身で,青年時代には歴史学者をこころざし教授となったが,のち政治家に転じた。1919年,急進社会党から出馬して下院に初当選して以来,比較的順調な道を歩み,1924年以降,植民相,首相,陸相,外相などの要職についた。首相在任中,表向きには対独抵抗を唱えたが,実際にはイギリスの宥和政策に追従し,1938年9月,チェコ内ズデーテン地方のドイツへの割譲を取り決めたミュンヘン協定に署名した。1940年3月,当時ソ連と戦っていたフィンランドへの援助に失敗したことから首相を辞任した。大戦中,潜んでいたところをヴィシー政府に逮捕され,ドイツに送られたが,大戦末期アメリカ軍によって強制収容所から危うく救出された。戦後は第2次憲法制定議会議員として政界に復帰し,1958年の下院選挙で落選するまで議席を保持しつづけた。